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2019年6月27日

アトピー性皮膚炎 正しい理解が大切

お母さんら スキンケア学ぶ 
不安解消へアレルギー対策講座 
市内外の保健師や保育士も参加 
山梨・山梨市

アレルギーに悩む子どもたちとその家族の負担を軽減し、不安を解消するため、山梨県山梨市はこのほど、NPO法人「アレルギーを考える母の会」(園部まり子代表)の協力を得て、アレルギー対策の理解を深める講座を市内で開催した。2部構成で行われ、第1部は乳幼児の母親、第2部は保健師など専門職が対象。それぞれアレルギー疾患への正しい知識や、アトピー性皮膚炎のスキンケアなどを学んだ。

「母の会」の園部代表らが講師を務めたアレルギー対策講座

アレルギー対策講座の第1部には、乳幼児の子育て中の母親30人が参加した。講師を務めた園部代表は、親子でアレルギーと格闘した自身の子育て経験に触れながら「アレルギー疾患を正しく理解することが大切だ」と強調した。

さらに、参加者たちは独立行政法人環境再生保全機構が発刊する生活情報誌「すこやかライフ52号」で取り上げられている乳幼児のスキンケア方法を学んだ。このスキンケアは、きめ細かな泡で体を洗い、適切に保湿剤や軟膏を塗るというもの。これにより、アレルギー発症がハイリスクな乳幼児でも「アトピー性皮膚炎の発症を3割以上減らせる」と考えられている。

参加者は、きめ細かな泡の立て方を体験。少量のお湯と石けんを入れた洗面器の中で、泡立てネットを握ったり離したりすることで泡を作る方法と、液体石けんとお湯を入れたビニール袋を膨らませた後、振って泡立てる方法の2種類を実習した。この後、保湿剤の塗り方も試みた。参加者の母親たちは「内容が分かりやすく、勉強になった」と感想を述べていた。

一方、第2部では国立研究開発法人国立成育医療研究センターアレルギーセンター総合アレルギー科の福家辰樹医長がアレルギーの基礎知識と指導方法について講演。これには市内だけでなく、甲州市など近隣市からも保健師や保育士などの専門職に就く約100人が参加した。

福家医長は「アトピー性皮膚炎を適切に治療することで、食物アレルギーなど他のアレルギー疾患の発症リスクが軽減できる可能性がある」と主張した。このほか、アレルギーの緊急症状が出た時に使用する自己注射薬「エピペン」の使い方の練習なども実施した。

講座の様子を見守る萩原市議(中央右)

これまでも山梨市は、妊産婦を対象とした両親学級や、乳幼児健診などで親子に対し、スキンケアの重要性を指導するなどアレルギー疾患対策を積極的に推進してきた。今後は地域の病院とも連携し、有事に備え、食物アレルギー緊急時対応マニュアルを作成することなども検討しており、市担当者は「適切な治療の周知に努めていく」としている。

公明党の萩原弥香市議はアレルギー対策を一貫して推進し、昨年12月定例会には講座開催を提案していた。

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