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2024年2月27日

コラム「北斗七星」

すっかりコロナ前に戻った混雑する通勤電車で、手鏡を見ながら化粧をする女性を時折、見かける。メイク中に急停車したら…と思ったりするが、自分の姿を鏡に映して見るさまは古から変わらない◆中国の名君とされる唐の第2代皇帝・太宗(李世民)と臣下の政治論議をまとめた『貞観政要』に“三つの鏡”の話がある。「銅で鏡を作れば、姿かたちを正すことができる。昔のことを鏡とすれば、国の興亡や盛衰を知ることができる。人を鏡とすれば、自分の良い点、悪い点を明らかにすることができる」(石見清裕訳注『貞観政要』講談社学術文庫)。太宗は三つの鏡によって過ちを防げたとし、“人の鏡”として自らの非をいさめてくれる臣下を求めた◆また、「天下を安泰にしようとするなら、君主は必ずまず自分の身を正すべきである」と戒め、道理に外れる言葉によって、民衆から恨みの声、嘆きの声が上がり、国への離反が起こると説いた。指導者論の名著として日本でも読み継がれてきた同書には“為政者は民衆を恐れよ”という考えが貫かれている◆あすにも衆院で開かれる政治倫理審査会。弁明する議員は誠実に語ってもらいたい。恐れるべきは野党の追及ではなく、国民の怒りである。(光)

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