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コラム「北斗七星」
日々、インターネットから新しい情報をインプットしているつもりが、同じ所をぐるぐる巡っている気持ちになることがある。知識は増えても世界が広がっている気がしない◆そういえば、ネットで調べることは今の関心の延長線上にある情報がほとんどだ。見たくない情報はブロックできるし、“お薦め”される情報はウェブの閲覧履歴などに基づく。だから関心の外にある情報は入ってこない◆検索ワードで情報を引き出すのは自分自身。従って、新しい世界を知るには自分の発想を変える必要がある。それには旅がいい、それも観光の旅がいい、と批評家の東浩紀氏が著作で述べている◆なぜ観光か。観光客は日常から少しの間離れて見物するだけの気楽な立場で、何の責任も負わない。だからこそ、普段は行かない場所も訪れ、普段は話さない人とも話すからだとか。確かに観光中はモードが変わる。偶然の出会いや発見も多い◆場所や環境から受ける影響は大きい。ならばもっと手軽に、知らない駅で降りてみるなど行動パターンを少し変えてみるのはどうだろう。新鮮な印象を受けるのではないか◆そこで芽生えた気持ちに従おう。世界を広げる手掛かりを見つけたい。(杢)









