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能登地震 「漁の再開 見通せない」
高橋政務官 海底隆起など被害調査
石川・七尾市
竹内さん(左端)らから漁再開の課題を聴く(右隣から)高橋政務官、小松県議、江曽市議と、片山小松市議(右端)=15日 石川・七尾市
高橋光男農林水産大臣政務官(公明党)は15日、石川県七尾市の石崎漁港を訪れ、能登半島地震に伴う被害状況を調査し、漁の再開に向けた課題を探った。
同漁港は例年1~3月にナマコ漁の最盛期を迎える。しかし、岸壁が破損したり、海底が隆起したりするなど大きな被害が発生しており、漁師が出漁できていない。
高橋政務官は、県漁業協同組合七尾支所運営委員長の竹内大生さん(38)らから要望を聴取。竹内さんは「漁の再開が見通せず、収入がない状況が続いている」と強調し、「漁再開を待ち望むお客さんがいる。時間がかかっても漁師としてまた働けるよう支援してほしい」と訴えた。
視察後、高橋政務官は「県や市と連携しながら漁業再生へ息の長い支援に取り組む」と述べた。調査には、党県本部の小松実幹事長(県議)、江曽ゆかり七尾市議、片山瞬次郎小松市議が同行した。









