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2024年2月9日

コラム「北斗七星」

能登さん、七尾さん、蛸島さん……。青森の知人を思い出す。東北で能登半島地震の被災地と同じ地名の名字の人と出会うことがある。聞けば能登地方がルーツの人もいた◆江戸より明治、北前船が港から港へ人と物を動かす。日本海に突き出た能登半島はその要衝だ。『北前船と秋田』(加藤貞仁 無明舎出版)によれば、青森の下北半島で仕入れたヒバ材から、漆器「輪島塗り」が能登半島で作られ、全国に伝わった◆歴史的にも縁がある能登と東北。「東日本大震災での恩返しを」と東北各地で支援の輪が広がってきた。宮城県南三陸町にある震災伝承施設「南三陸311メモリアル」では、3.11の被災者のメッセージが展示されている。「南三陸の経験が能登の皆さんのお役に立てれば」と95通りの“あの日の工夫”が寄せられた◆車中避難した人は「寒さ対策で車にブルーシートを掛けた」という。「住民が得意分野で活躍できる機会をつくって、生きがいにつなげた」と仮設住宅では支え合って暮らした◆津波で被災し、再起した商店主は「全国の皆さんが、お手伝いの場面を待っています」とエールを贈る。能登半島の復興は、緒に就いたばかり。息長い支援を続けたい。(川)

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