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コラム「北斗七星」
今どきの若者は、今どきの高齢者と同じ!?――この30年間で、生活者の意識・好み・価値観は「年齢による違い」が小さくなり、差が消える方向にあるという。生活者の意識や行動を調べてきた博報堂生活総合研究所が「消齢化」として研究中だ◆例えば、「ハンバーグが好き」や「携帯電話やスマホは生活になくてはならない」は、全世代で増えて、年代差も小さくなった。「夫婦はどんなことがあっても離婚しない方がよいと思う」は、全年代で減少しつつ、差が縮まっている◆消齢化の背景には、▽コンビニやネットなど生活インフラの充実で、年齢を問わず「できる」ことが増えた▽世代交代などで、「すべき」という価値観が減った▽生き方の選択肢が広がり、個人の「したい」ことが重なった――と分析。今後も消齢化が続くと予測する◆確かに、急速に普及する生成AIは年齢を超えて知識の共有化を進め、メタバース(仮想空間)は個人の嗜好性を強める。老若の違いは、さらになくなりそうだ◆性差をなくす「ジェンダーレス」と相まって、企業の商品やサービスのターゲット設定も変化するかもしれない。行政でも、より一層、個の多様性を尊重する対応が大切になろう。(光)









