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能登地震 高齢被災者を町外施設へ
公明のネットワークの力生かす
能登町→金沢市
能登半島地震の震源に近く、今もなお2000人以上の被災者が避難生活を送る石川県能登町。厳しい寒さの中、在宅で避難し、次第に気力と体力を奪われていた高齢姉妹を公明党のネットワークが助け出した。
同町宇出津の段三枝子さんは、歩行困難な姉の山口俊子さんと海に近い町営住宅で被災。三枝子さん自身も体が思うように動かないことから、二人とも避難所へ向かわず、在宅避難を選んだ。
電話で避難者の状況を気遣う田端町議=14日 石川・能登町(議員提供)
物資を届けるなど、三枝子さんと俊子さんを支えていた地元の党員夫婦が、二人の健康状態を考え、公明党の田端雄市町議に対応を相談。姉の俊子さんは町内の介護施設へ入所できたものの、養護老人ホームを希望する三枝子さんの入所先を見つけることが難航した。
「被災者が安心して避難できるよう推進します」。田端町議との電話に応じる山本市議(右端)ら=14日 金沢市
党石川県本部所属の議員と密に連携する田端町議は、山本ひかる・金沢市議から情報提供を受け、三枝子さんは金沢市内の養護老人ホームへ入所することができた。
両議員は「この難局を団結して乗り越える」と決意を新たにする。