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一日も早い復旧に全力
新潟県本部、知事へ要望 若松氏は山形で調査
亀裂が入った道路の状況について市職員から説明を受ける若松(右端)、横山(左から2人目)氏=20日 山形・鶴岡市
公明党の若松かねしげ(参院選予定候補=比例区)、横山信一の両参院議員は20日、地震からの復旧作業が続く山形県鶴岡市を視察した。菊池文昭県代表(県議)が同行した。
若松氏らは、相撲場の屋根が崩落した市立大泉小学校で、市職員から被害状況を聞いた。皆川治市長は「漁港や道路の被害は、市だけでは対応が難しい点もあり、国からの支援をお願いしたい」と述べた。
道路に亀裂が入り、地滑りの可能性がある温海湯之里の状況も確認。近くに住む本間満紀さん(60)は「一刻も早く安全対策を講じてほしい」と訴えた。また、40人が避難している温海温泉林業センターを訪れ、お見舞いの言葉を掛けながら要望を聞いた。
鼠ケ関港では岸壁に段差が生じている状況を調査。山形県漁業協同組合の西村盛総務部長は「水揚げに影響があり、早急な改修を望んでいる」と話した。
若松氏らは「日常を取り戻せるよう党のネットワークの総力を挙げる」と語った。
花角知事(右端)に要望書を手渡す志田県代表(左隣)ら=20日 新潟県庁
一方、公明党新潟県本部(志田邦男代表)は20日、同県庁で花角英世知事に会い、18日に発生した地震に関する要望書を手渡した。志田県代表のほか、安沢峰子、市村浩二両県議が同席した。
志田県代表らは、震度6強の揺れを観測した同県村上市を調査したことを踏まえ「迅速な対応が必要だ」と強調。その上で(1)県管理の国道345号や被災地方道の早期復旧と安全確保(2)高齢被災者へのきめ細かな支援(3)子どもに対する精神面のケア(4)余震や降雨による土砂災害などの二次災害に関する対策と注意喚起(5)観光面での風評被害対策――を求めた。
花角知事は「要望をしっかりと受け止めて対応していく」と述べた。