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「これからも公明党を応援するよ」
傷んだ町道を舗装
新人議員 丁寧に声聴き、すぐ対応
青森・外ケ浜町
石川さゆりさんの名曲「津軽海峡・冬景色」でも歌われる津軽半島の最北端・竜飛崎――。その岬を有する青森県外ケ浜町の三厩龍浜が舞台になる。今年4月の統一地方選での出来事。“公明空白区”解消へ、外ケ浜町議選に挑んだ新人候補の山口佳子氏が街頭演説をしていると、見知らぬ壮年が近づいてきた。
その人は演説を終えた山口氏に近づき、こう話し掛けた。「道路の陥没で困っている。誰に頼んでも直してくれない」。よく聴けば、町道の舗装が老朽化し、凹凸が発生しているという。
現場は急な坂道。住民やドライバーから「ハンドルを取られて怖い」「タイヤのパンクが心配」などの声が上がっている、と壮年は訴えた。新人候補の山口氏は、必死になって話に耳を傾けた。名前を聞くのを忘れるくらいに。
山口氏は初当選後、直ちに現地を調査し、町建設課へ“危険な町道”の改善を働き掛け続けた。一方、“地域の顔役”である支持者の伊藤達男さん、郁子さん夫妻が依頼者を探し出してくれた。その人の名前は成田金悦さん。成田さんは自ら町役場に要望した際、山口町議が道路整備に動いていることを知ったという。
町は8月から町道の工事に着手し、10月には延長約200メートルが舗装された。先日、成田さんは、山口町議と現地を確認。成田さんは「選挙中も丁寧に話を聴いてくれたから、山口さんを支援した。私の友人にもお願いしたよ」と笑顔で語った。さらに、こう続けた。「そしてすぐに対応してくれた。本当に応援してよかった。これからも山口さん、公明党を応援するよ」