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プラごみや空き缶の回収を実現
福岡・大牟田市
プラごみや空き缶などの回収が始まり、武田さん(左)、松永さん(中)と喜び合う塩塚市議
「近場でペットボトルや空き缶が回収されるようになり、本当に助かっています」――。福岡県大牟田市手鎌校区に住む党員の武田真由美さんは笑顔で語る。本年度から、武田さんの自宅周辺でリサイクルごみの回収が始まり、地域住民に喜ばれているという。
同校区内にはこれまで、プラスチックごみ(プラごみ)や空き缶、瓶などを回収するリサイクルごみ集積所が2カ所設置されていたが、武田さんの自宅付近から遠く、近隣住民は不便を強いられていた。
そのため、高齢者や足が不自由な住民は、ペットボトルや空き缶を捨てる際、市内外に住む子どもや親戚にごみの回収を頼み、市のごみ処理施設やリサイクルセンターまで車で運んでもらうこともあったという。
武田さんは今年4月、近くに住む松永マリ子さんとともに、リサイクルごみ集積所の設置を求める署名活動を実施。その際、近隣住民もリサイクルごみの回収について悩んでいたことを知り、公明党の塩塚敏郎市議に約120世帯分の署名を手渡し、早期改善を求めた。
住民の思いを受け止めた塩塚市議は、校区リサイクル推進委員会や公民館長と連携し、市に対策を要請。その結果、住民の願いが込められた署名を確認した市も設置へ動き出した。市は現在、第2、4火曜の月2回、武田さんの自宅付近にリサイクルごみの集積所を設置し、プラごみや空き缶、瓶などを回収している。
武田さん、松永さんは「待望のリサイクルごみ集積所のおかげで、ごみを分別する意識が住民の間で高まっている」と話していた。