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コラム「北斗七星」
地域の“足”をいかに守るか。札幌市内などで路線バスを運行する事業者が、冬のダイヤ改正に伴い平日に市内を走る約6000便の約1割で廃止や減便、行き先の変更などを実施。「200万都市」が直面する公共交通の再編は、全国的にも喫緊の課題だ◆最大の要因は運転手不足。北海道バス協会の関係者は、「人数はピーク時の3割減。ここ10年余りで平均年齢も8歳上昇」と指摘。来年4月からの残業規制強化などでさらなる人員確保も必要になり、若者や女性が働きやすい環境づくり、外国人材の活用などへの支援を求める◆この状況を踏まえ、札幌市議会公明党は今月、市に対して緊急要望。地域の実情に合わせた代替交通の導入を、住民の意向に沿って検討するコーディネーター制度の創設や、市営地下鉄の延伸などを提言した◆地域に密着した取り組みながら事業者と自治体任せにせず、国がサポートすることを定めたのが今年10月に施行された「改正地域公共交通活性化再生法」。必要に応じて交付金や補助制度を用い、再編事業を後押しする◆鉄道を含めた身近な交通ネットワークを守ることは、暮らしを守り、地域を守ることにつながる。粘り強く知恵を絞りたい。(武)









