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公明党、立党精神の淵源
公明政治連盟第1回全国大会
創立者あいさつ (抜粋)
公明党と、その前身の公明政治連盟(公政連)を創立し、一貫して見守ってくださった池田大作創価学会名誉会長が15日、逝去されました。公明党は全議員、全職員一人一人が深く感謝し、「創立者より、お示し頂いた『大衆とともに』との立党精神を変わらぬ原点として、これからも永遠に守り抜いてまいります」(山口那津男代表)。この立党精神の淵源となった公政連第1回全国大会(1962年9月13日)での党創立者のあいさつ(抜粋)を紹介します。
公明党は「大衆とともに」貫く
不変の立党精神の淵源
公明政治連盟 第1回全国大会 池田大作 公明党創立者あいさつ(抜粋)
公政連第1回全国大会の会場となった豊島公会堂=1962年9月13日 東京・豊島区
公明党と、その前身・公明政治連盟(公政連)の創立者である池田大作創価学会名誉会長が15日、逝去されました。公明党の立党精神「大衆とともに」の淵源となった公政連第1回全国大会での党創立者のあいさつ(抜粋)を紹介します。
本日は公政連の結成式、誠におめでとうございました。私は三つのことについて、同志の皆さん方に望むものであります。
その第一は、生涯、永久に、公政連は団結第一でいっていただきたいのであります。歴史を振り返ってみて、功成り名を遂げ、ある一定の段階に入ると、必ず派閥になっていくことが歴史的必然であります。したがって、あくまでも民衆の政治連盟として、政治団体として、政治結社として、第一にも第二にも、最後の最後まで団結をしきっていっていただきたいことを望むものであります。
大政治団体になり、また皆さん方が、一流の名士になり、派閥や、反目のあるようなことが、もしも、毛筋でもあったならば、即座にわが政治連盟は大衆の政治団体ではない、そういう資格はないとして、解散をすべきであるということを、私は本日第一回の大会において、言い残しておきたいのであります。
第二番目に申し上げたいことは、最後の最後まで、生涯、政治家として、そして指導者として、大衆に直結していってもらいたい。偉くなったからといって、大衆と遊離したり、また大衆から離れ、孤立して、組織の上にあぐらをかいたり、そういう、いままでの政治家にはなっていただきたくないのであります。
大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のために戦い、大衆の中に入りきって、大衆の中に死んでいく。全民衆のために、どうか、公政連の同志の皆さん方だけは、大衆の中の政治家として一生を貫き通していただきたい。かく切望するものであります。
第三番目にお願いしたいことは、政治の面の勉強、あらゆる知識の吸収、または、いろいろな指導者と会っての勉強、さまざまな勉強をしきっていただきたい。月々年々、自己を研さんし、大指導者にふさわしく、大政治家にふさわしいように、大成長を図っていただきたいのであります。
自らを成長させつつ、次の青年に、次の同志に「しっかりあとは頼むよ」、そういうふうに言えるような、先輩になっていただきたいのであります。私利私欲にとらわれ「もう自分は政治家なのだから、後輩なんか育てる必要はない。選挙さえ当選すれば食っていけるのだから」…そういうような、卑しい生き方ではなくして、どこまでもどこまでも成長し、そして後輩を育てていく、後輩に道を譲っていくといえる、そういう政治家であり、指導者になっていただきたいことを切望するものであります。
どうか、最後に、私は皆さま方の同志として、そして選挙民として、全員が堂々と民衆のために戦っていけるように、一生懸命、この身を惜しまず、選挙に立たない同志と一緒に、皆さん方を応援しますから、皆さん方も安心しきって、戦いきっていっていただきたい。かくお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。
1962(昭和37)年9月13日 公政連第1回全国大会 豊島公会堂