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農家の生産性向上へ
家畜飼料の先進農家を調査
北海道長沼町で稲津氏
飼料用トウモロコシの生産状況を聞く稲津氏(右)=10日 北海道長沼町
公明党の稲津久衆院議員は10日、北海道長沼町で家畜飼料用トウモロコシの生産で先進的な取り組みを進める有限会社柳原農場を訪れ、柳原孝二代表取締役から話を聞いた。
柳原代表取締役は、畜産農家が飼料用トウモロコシの大半を輸入に頼っている現状を指摘。国内生産の増加をめざし、大豆、小麦とともに飼料用トウモロコシを輪作作物に組み入れ、作付面積を拡大してきた経緯を説明した。その上で、「畑作全体の増収に結び付いており、トウモロコシの需要も伸びている」と強調した。
稲津氏は「輸入品の価格が高騰する中、国内での生産力アップは、食料安全保障の観点からも重要だ。生産性を上げるための施策を前に進めていきたい」と語った。