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【主張】ガザ人道危機 日本、避難民救う国連機関を支援
中東のパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配している政治組織であり、イスラエルに対する武装闘争も辞さないハマスの戦闘員が7日、数千発ものロケット弾をイスラエルに向けて発射したほか、同国の領内で住民を殺害したり、人質として連れ去ったりするなどテロに等しい襲撃を行った。
これに対し、イスラエル軍は、ハマスの戦闘員が潜んでいるとみられるガザ北部を中心に、激しい空爆を連日繰り返している。地上作戦も展開している。
ハマスの襲撃は断じて許されないが、イスラエル軍による攻撃で、ガザで暮らす多数の罪のない民間人も犠牲になっていることを看過してはならない。
国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、7日から27日までの間で、ガザへのイスラエル軍の攻撃などによるパレスチナ住民の死者は7326人、負傷者は1万8967人に上るという。ガザの家屋の45%が破壊された結果、人口約220万人のうち、140万人以上が着の身着のまま中部や南部に逃れ、避難生活を送っている。食料や医薬品の不足も深刻だ。
ガザの避難民を保護し、援助しているのが国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)である。ガザの中部や南部にある150のUNRWAの施設に、約65万7000人の避難民を受け入れている。
UNRWAは11日、ガザの住民に人道支援を提供するため、緊急に1億400万ドル(約156億円)が必要だと各国に呼び掛けた。
この要請に応じた国は残念ながら少ないが、ヨルダンやアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアなどの中東諸国に次いで、日本も24日、UNRWAに700万ドル(約10億5000万円)の緊急支援の実施を決定したことを評価したい。UNRWAは「日本の支援のおかげで、8万5000人の避難民を救える」と謝意を表明した。
イスラエル軍の攻撃や封鎖による物資不足でガザで活動していた53人のUNRWAの職員も死亡した。一刻も早く停戦すべきだ。









