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災害備蓄品に液体ミルク
群馬・渋川市で県内初
液体ミルクの備蓄状況について、担当者から説明を受ける安カ川市議(左)
群馬県渋川市はこのほど、災害時に備え、県内で初めて乳児用液体ミルク420本を備蓄した。
今回、備蓄されたのは、紙パック型で1本125ミリリットル入りの液体ミルク。市保健センターに備蓄し、4カ月間で更新する。更新後のミルクは、市内の保育所で活用したり、しぶかわファミリーサポートセンターへの提供を予定している。
災害時には、以前から備蓄されてきた粉ミルクと併用し、発災から3日間は液体ミルク、4日目以降は粉ミルクを活用する。使い捨てのほ乳瓶も備える。
今後、液体ミルクの使用方法などを周知するため、子育て支援センターや保育所などで開催する防災訓練や防災講話などに併せて、啓発していく。
乳児用液体ミルクの備蓄に関しては、公明党の安カ川信之市議が予算要望で乳児用ミルクや衛生用品の充実を求めていたほか、今年3月の市議会予算常任委員会でも、液体ミルクの利活用を提案していた。