ニュース
コラム「北斗七星」
今月は乳がんについて啓発するピンクリボン月間だ。抗がん剤には脱毛などの副作用があり、乳がんの手術を受ければ胸の形が変わる。見た目の変化をカバーするのが外見ケアだ◆東京大学医学部付属病院にカバーメーク・外見ケア外来を開設した分田貴子氏の著書『女性のがんと外見ケア』(法研)を読んだ。運転免許証の写真について、がん患者は帽子着用が認められたことが書かれている◆これは公明党が提案した。患者の声を受け、佐々木さやか参院議員が帽子着用を認めるよう国会で求め、規則を改めさせた◆外見ケアに使うウィッグや乳房補整具の購入費を多くの自治体が助成している。これも公明党の成果だ。愛知県では次期衆院選愛知16区予定候補の犬飼明佳氏が県議時代に各市町の議員と共に取り組み、県・市町村による助成を実現した。患者団体代表は「公明党が寄り添ってくれたことがうれしかった」と語った◆公明党は「大衆の嘆きや苦しみの声をキャッチし、それを政策づくりにフィードバックしている」「大衆へのセンサーをしっかりと働かせている」(政治学者の姜尚中氏、『第三文明』10月号)。だから小さな声を実現できる。一番頼りになる政党だ。(直)