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コラム「北斗七星」
「本当に、お前使えないな!」「センスないわ。やめちまえ!」。スポーツ現場で、まだまだ耳にする指導者の不適切な声掛けだ◆先日、スポーツハラスメントに関する研修会に参加し、こうした発言や行動が起きるメカニズムについて学んだ。例えば目標に向かう“監督やコーチの思い”と“選手の様子”。このギャップを埋めるコミュニケーションにおいて問題が生じやすいという◆相手は「他者」であり、<自分と全て同じ感覚を持たず、予測不可能な存在である>との自覚が欠かせない。過去の痛ましい体罰による自死事件や暴力事件は「何とかして選手を強くしたい」という指導者の一方的で相手に伝わらない思いが発端だ。結果、指導の適正な範囲を超えてハラスメントにつながる◆2022年度に日本スポーツ協会「暴力行為等相談窓口」に寄せられた件数は過去最多の373件に上った。特に相談内容は近年、暴力が減り、より判断が難しい暴言やハラスメントが増加傾向にある。指導者の意識改革が急がれる◆今年は「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」が採択されて10年が経つ。十数年、地域の少年スポーツに携わる関係者として、今一度、根絶の思いを強く固めた。(和)









