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難民支援の継続を要請
国連パレスチナ機関事務局長、日本の取り組みに謝意
山口代表ら応対
ラザリーニ事務局長(右から2人目)の表敬を受け、懇談する山口代表(左から4人目)ら=2日 衆院第1議員会館
公明党の山口那津男代表は2日、衆院第1議員会館で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長の表敬を受け、難民支援における日本の役割について意見を交わした。党国際委員会の谷合正明顧問(参院幹事長)、岡本三成委員長(衆院議員)、新妻秀規国際局長(参院議員)が同席した。
席上、ラザリーニ事務局長は、日本がUNRWAに対し、1953年から70年間、支援し続けていることに感謝の意を表明。その上で「パレスチナ難民の権利や夢を守っていかなければならない」として日本からの資金援助の継続を要請した。
山口代表は「UNRWAはパレスチナの人たちにとって不可欠な役割を担っている。今後も(日本として)UNRWAへの支援を続けていかなければならない」と強調。支援継続に向けては、日本国民にUNRWAの活動をさらに伝えていくことが必要だと述べた。
意見交換に先立ち山口代表は、ラザリーニ事務局長と共に来日したパレスチナ自治区出身の中学生と和やかに懇談した。