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コロナワクチン秋開始接種 「高齢、持病あり」は推奨
副反応など不安あれば医師と相談
埼玉医科大学 中元秀友教授に聞く
新型コロナウイルスワクチンの無料の追加接種(秋開始接種(▲”メモ”))が9月20日から始まった。対象は生後6カ月以上の全ての希望者だが、接種の公的関与(勧奨と努力義務)は高齢者(65歳以上)と基礎疾患(持病)のある人といった高リスク者に限って適用される。今回の接種をどう考えていけばいいか、埼玉医科大学の中元秀友教授に聞いた。
■高リスク者の感染、今も侮れず
――高リスク者には、これまでと同様、公的関与が適用されるが。
今年の夏以降、コロナ陽性の患者が増加し、持病が悪化して亡くなるケースもある。オミクロン株は重症化しにくいとされるが、高リスク者にとっては侮れない状況だ。
例えば、透析患者はデルタ株までのデータで、一般の患者よりも感染による死亡リスクが約10倍あり、現段階でも死亡率は高い。高リスク者に限った公的関与の適用は、現実的には適切だと捉えている。
――若者などリスクの低い人については。
希望者は接種すればよいと思うが、低リスク者が重症化しにくいのも事実だ。打たないという選択肢も十分考えられる。
また、高リスク者も含めて、これまでの接種で副反応が強く出るといった経験のある人は、医師と十分に相談した上で判断していただきたい。
なお、重症度が下がっているとはいえ、コロナにかかっても問題ないということは全くない。感染して完全に免疫ができることもないし、周囲にうつす恐れもある。
――ワクチン接種について、これまでの評価と今後望まれる施策は。
2021年にアルファ株やデルタ株が流行した時は死亡率も高かったので、この時期に接種を推奨したことは、医療の現場から見て間違ってはいなかったと言える。
一方で、オミクロン株でも入院が必要な肺炎になるような人は未接種者が多い。接種は任意なので、それぞれの判断に資するよう、接種の効果や課題について検証し、データの提示をさらに進めていくべきだ。
併せて、インフルエンザなども含めた感染リスクの低下に向け、手洗いやマスク着用なども、より応用した形で行われるよう取り組んでほしい。
24年度以降の接種を巡っては、財源の問題もあるが、高リスク者への支援は続けてほしい。弱者に気配りできる公明党には、そのための環境整備をお願いしたい。
▲"メモ" 秋開始接種
オミクロン株「XBB・1.5」系統に対応した1価ワクチン接種。主に米ファイザー製と米モデルナ製を使用し、2024年3月末まで実施する。両社によると、XBB対応型による中和抗体は、現在拡大している同株「EG・5」系統に対しても同程度に効果があることが確認されている。このほか、初回接種もXBB対応型に切り替わる。









