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日本の水産業支え抜く ホタテ産業支援に全力
北海道森町で佐藤(英)、横山氏
ホタテ加工の現場を視察する佐藤(英)(左から2人目)、横山(右隣)の両氏ら=26日 北海道森町
公明党の佐藤英道衆院議員と横山信一参院議員は26日、北海道森町を訪れ、処理水の海洋放出で中国が日本の水産物を全面禁輸したことによる影響を調査した。地元の地方議員らが同行した。
一行はまず、森漁業協同組合で、これから本格化する噴火湾産のホタテ漁について状況を聞き取り。山下勉代表理事組合長は、今回の中国による措置で水揚げ量の大部分の出荷が止まるほか、「ナマコやホヤなど、他の水産物も価格が低迷している」と強調した。
この後、一行は、ホタテを加工する株式会社丸太水産の坂本德博代表取締役と懇談。坂本代表取締役は「米国などの取引先が価格下落を見込んで買い控えている」として経営支援を求めた。
視察後、佐藤、横山両氏は、「地域の産業を守るため、支援策を着実に実行していく。新たな販路開拓が進むよう全力を尽くす」と語った。