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この人に聞く 公明党の副大臣
感染症危機への備え固める
厚生労働副大臣 浜地雅一 衆院議員
――就任の抱負を。
国民の生活に根差した厚生労働行政は、暮らしの安心に直結する重要な分野であり、重責に身の引き締まる思いです。「大衆福祉」を掲げる公明党出身の副大臣として、命と暮らしを守る施策に全力で取り組みます。
――担当分野は。
医療と保健です。法的位置付けが「5類」に移行した新型コロナウイルス感染症への対応では、冬場の感染再拡大に備えて医療提供体制の整備に万全を期すとともに、コロナ後遺症の診療や支援の体制強化も図ります。
公明党が一貫して訴えてきた感染症対策の司令塔「内閣感染症危機管理統括庁」が内閣官房に発足し、厚労省内には予防接種や保健所への支援などを担う感染症対策部が新設されました。平時から統括庁と緊密に連携し、新たな感染症危機に迅速・的確に対応するための備えを固めます。
――他に力を入れる施策は。
コロナ禍の教訓を生かし、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を着実に進めます。世界の保健課題の解決に日本が貢献できるよう、国際協調にも力を注ぎます。
2024年度は、診療、介護、障害福祉サービス等の各報酬の同時改定を控えています。全世代の安心につながる持続可能な社会保障制度を構築するため、各分野の担い手確保などの観点を踏まえてしっかり検討します。