フエ国会議長（右端）と会談する（左へ）山口代表、浮島氏、矢倉氏＝23日　ハノイ（撮影・所正夫）

公明党の山口那津男代表らは23日、ベトナムの首都ハノイで、ヴォン・ディン・フエ国会議長を表敬し、日本とベトナムの友好関係深化に向けて懇談した。

フエ国会議長は、両国の外交関係樹立50年を迎えたことを踏まえ「次の50年に向けたビジョンを掲げ、推進していきたい」と訴えた。山口代表は、フエ国会議長が財政大臣などを歴任し、日越の投資・経済協力案件の促進に貢献するなど、関係強化に尽力してきたことに感謝を表した。

また山口代表は、公明党が連立政権の一翼として日本の国会で大きな役割を担っていると述べた上で、政府間だけでなく議会同士の交流が両国の安定と深い交流をつくる重要な基礎になると語った。

フエ議長は、公明党が日本の政治に安定をもたらしていることを評価。議会間交流へ、日本の衆参両院との連携に関する支援を要請した。

公明党訪問団きょう帰国

16日からフィリピン、インドネシア、ベトナムの3カ国を歴訪していた公明党東南アジア諸国連合（ASEAN）訪問団団長の山口那津男代表らは、23日深夜にベトナム・ハノイを出発し、24日早朝に成田空港着の空路で帰国する。