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2023年8月22日

物価高対策で党提言へ

国民の不安払拭に力尽くす 
ベトナムで記者団に山口代表

【ホーチミン20日=所正夫】公明党の山口那津男代表は20日夜、訪問中のベトナム・ホーチミン市で記者団に対し、ガソリンなどの燃料油や電気・都市ガス代の負担軽減策が9月末に期限切れを迎えることに関して「国民が不安を抱かないよう政府として方針を出す必要がある。それを見据えて党としても政府に提言をしていきたい」との考えを示した。山口代表の発言は大要、次の通り。

【物価高対策】

一、物価が上がっている中、光熱費への支援が切れて負担が増えることに対する国民の懸念は強い。公明党は、物価の動向と国民の気持ちをリアルに捉え、具体的な提案が必要であれば、随時行っていく。今後の日程などをにらみながら、提言のタイミングや中身について検討していきたい。

一、(現行の対策を継続することについて)国民の率直な不安に応えるという意味では、どういう中身にするかは別にして、全く支援策がなくなっていいとは思っていない。

【東京電力福島第1原発の処理水放出】

一、政府は(安全性を認めた)国際原子力機関(IAEA)の包括報告書も受けて、科学的根拠に基づいた丁寧で透明性の高い説明を国内外に広げてきた。理解を示す声は着実に増え、国際社会の理解が前進している。

一、国内の漁業者が一番心配しているのは風評だ。政府は安心感を持ってもらえるよう、これからも努力を重ねてもらいたい。あらゆる観点から議論を尽くし、賢明な判断をしてもらいたい。

次期衆院選
自公の議席最大化へ選挙協力の基盤整える

【次期衆院選】

一、(東京での選挙協力について)与党として議席を最大化するには、どうしたらいいかという視点で自民党から話があれば、謙虚に承りたい。東京29区の公明候補の当選に向け、自民党と区議会レベルでの協力は始まっている。これからも、しっかりと心を合わせたい。公明党の対応については、全くかたくなに考えているわけではない。

一、次期衆院選が(来年9月の)党代表任期前にあれば、勝ち抜くことが私に課せられた責任だ。着実に準備を重ね、議席を確保していくため、自公の選挙協力の基盤を整えていきたい。

一、(党代表の任期が来月で残り1年となることについて)後進に道を開くことも私の役割だ。それを念頭に置きながら、残り1年の任期に力を集中したい。衆院議員の次の世代が議席を確保して、次の党運営ができる万全な基盤をつくれるよう全力を挙げたい。

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