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2023年8月22日

ネン市党委書記と会談

ホーチミン市で党ASEAN訪問団 
人材育成、投資を促進 
サン元国家主席と再会

ネン市党委書記(右)と会談する山口代表=21日 ホーチミン市(撮影・所正夫)

【ホーチミン21日=所正夫】公明党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団の団長としてベトナム経済の中心地ホーチミン市を訪れている山口那津男代表は21日、同市トップであるグエン・ヴァン・ネン市共産党委員会書記、チュオン・タン・サン元国家主席とそれぞれ会談し、日本によるさらなるインフラ投資や人材育成の重要性で一致した。党訪問団の浮島智子政務調査会副会長(衆院議員)、矢倉克夫国際局次長(参院議員)が同行した。

ネン書記は、建設中のホーチミン市都市鉄道1号線など、日本によるインフラ投資に謝意を表明した上で、さらなる支援を要請。技能実習制度の活用などを通じてベトナムの若者の人材育成に力を入れたいとも訴えた。

山口代表は、公明党が国土交通相を輩出していることを紹介し、「これからもインフラ支援に力を入れていく」と強調。日本での労働を通じて専門技術を身に付けることを希望するベトナム人がより安全・安心に来日できる環境を整えていく考えも示した。

山口代表は、ホーチミン市に多くの日本企業が進出していることを踏まえ、「引き続き温かく支援していただきたい」と要望。ネン書記は、行政手続きの合理化に取り組む考えを示した。

サン元国家主席(右から2人目)と、9年ぶりの再会を喜び合う山口代表(中央)、矢倉(左隣)、浮島(右端)の両氏=同

一方、9年ぶりの再会となった山口代表とサン元国家主席との会談では、両国の関係発展に力を尽くすことを共有。サン元国家主席は、技能実習生として日本に渡ったベトナム人が帰国後、起業するなどして国の発展に貢献していると強調。「現在、日本にいる実習生も帰国後に大きな力になる」と期待した。

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