ニュース
コラム「北斗七星」
この小学校は、授業中に子どもたち全員が手を挙げる。「こまった」「なっとく」「つけたし」「おなじ」「べつの考え」「いけん」――六つのハンドサインがあるからである。先生の問い掛けが分からなくても皆が授業に参加できるように、との着想が面白い◆人口2500人余りの秋田県東成瀬村。民営の塾もなく、ほぼ山林に囲まれた村の教育が注目を集めている。同村の小・中学校が、文部科学省の全国学力テストで全国トップクラスの成績と紹介されたからだ。海外も含め視察者が訪れている◆自ら学ぶ喜びを体得していくため、義務教育の9年間、子どもたちは一貫した教育方針の下で授業や家庭学習に精を出す。「やる気のない子どもはいない」「やり方がわからないだけ」。学校関係者の根底にはこうした思いがある。どう進めたのかについては、近著『学力日本一! 秋田県東成瀬村のすごい学習法』(主婦の友社)に詳しい◆注目点を別途、挙げるとすれば、村の教育関係予算が手厚いことか。「子どもは宝」との価値観が地域で広く共有されているのだ◆教育の無償化に公明党が力を注ぐ根拠にも相通じる。経済的な理由で教育機会の格差があってはならない。無限の可能性を持つ子どもたちの未来を開くことにつながる。そう確信しているから公明党はぶれない。(広)









