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ペットに飼い主情報記録
愛護法改正案、衆院委で可決
古屋副代表 多頭飼育支援など訴え
衆院環境委員会は31日、動物愛護管理法改正案(議員立法)について、委員長提案で衆院本会議に提出することを全会一致で決めた。
同改正案は犬猫の飼い主情報を記録した「マイクロチップ」埋め込みを義務化するもの。
採決に先立つ一般質疑で公明党の古屋範子副代表は、ペットの増え過ぎで飼い主の生活が破綻する「多頭飼育崩壊」を防ぐ具体的な対策を要請。対応できないほどペットを飼ってしまう飼い主は、社会的な孤立や心の病などで福祉的な支援が必要なケースがあることから、「専門家と自治体の連携で対策に取り組むことが重要だ」と訴えた。
環境省側は、専門家などと構成する検討会を通じて「予防策を含めたガイドラインの策定に取り組み、適切な対応が推進されるよう努める」と述べた。
さらに古屋副代表は、悪質な繁殖業者への対策強化も求めた。