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フィリピンで党ASEAN訪問団
沿岸警備隊本部を視察
海上保安の連携強化へ
MSPの卒業生ら沿岸警備隊の隊員と懇談する山口代表(左から2人目)ら=17日 マニラ(撮影・所正夫)
【マニラ17日=所正夫】公明党の山口那津男代表らは17日、フィリピン・マニラで同国の沿岸警備隊本部を訪れ、日本政府によって供与された巡視船などを視察するとともに、アジア諸国の海上保安機関から日本に幹部候補職員を招いて高度な研修を行う「海上保安政策プログラム」(MSP)の卒業生である隊員らと懇談した。
MSPでは、海上保安庁と国際協力機構(JICA)、政策研究大学院大学が連携して、海上保安政策の立案と実践を担う専門家を育成。1年間にわたり各国の参加者が寝食を共にすることで、海洋秩序を守る専門家の人的ネットワークを構築する狙いもある。
山口代表は、自身が国会質問などを通じてMSPの立ち上げから関与してきたことを紹介。法の支配に基づいた海洋秩序の維持に向け、海上保安機関同士の連携をさらに強めることが重要との認識を示すとともに、隊員の活躍に期待を示した。