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PKO、日本の協力さらに
地雷除去の知見・経験に期待
山口代表、カレ国連事務次長と懇談
カレ事務次長(中央右)の表敬を受ける山口代表(左隣)ら=24日 参院議員会館
公明党の山口那津男代表は24日、参院議員会館で国連のアトゥール・カレ活動支援担当事務次長の表敬を受け、国連平和維持活動(PKO)などを巡り意見を交わした。岡本三成国際委員長(衆院議員)、新妻秀規国際局次長(参院議員)が同席した。
山口代表は、PKO協力法が1992年に施行してから30年を超え、「多くの国民が日本のPKOへの参加を評価している」と紹介。さらに、PKO要員の派遣国、支援国、国連の三者が協力してPKO要員への訓練に取り組む「三角パートナーシップ・プログラム」(TPP)に関して、2015年の開始以来、対象地域や分野が広がっていることに触れ、PKOの充実へ「TPPをさらに発展させていきたい」と訴えた。
カレ事務次長は「TPPを通じて非常に多くの成果を上げることができた」と述べ、日本政府のTPPへの支持・協力に謝意を表明。その上で、地雷の探知や除去に関する教育訓練プログラムなど日本の知見・経験を生かしたTPPの対象分野拡大に期待を示した。