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2023年7月23日

日韓友好の懸け橋に

韓国国立バレエ団が招聘公演 
巧みな演技、美しさが魅了 
ダンサー、ファンら交流深める

バレエによる文化交流が日韓友好の懸け橋に――。15、16日の両日、東京シティ・バレエ団が都内で開催した創立55周年記念公演に、韓国国立バレエ団が招聘され、演目を披露しました。日韓文化交流の一環として行われたもので、公明党の山口那津男代表らが昨年末、尹錫悦大統領と会談した際に提案し実現しました。公演の様子や関係者の喜びの声を紹介します。

15日の公演後、舞台上に駆け付け、韓国のダンサー(手前左の4人)や日本の出演者らを激励する浮島氏(手前右から2人目)と安達芸術監督(右隣)

韓国国立バレエ団が披露した作品は「Quartet of the Soul」。4人のダンサーが音楽に合わせて踊りながら、ピアノやチェロなど四つの楽器をそれぞれ全身で表現します。ダンサー自身が楽器となって音楽を奏でるような巧みな演技に、観客から万雷の拍手が送られました。

家族で鑑賞した女性は「韓国のバレエの美しさとレベルの高さに衝撃を受けました。また見たいです」と感慨深げでした。

公演では、東京シティ・バレエ団が「ベートーヴェン 交響曲第7番」などを披露し、大盛況でした。17日には、韓国のダンサーらと日本のファンが歓談するイベントも開かれました。

韓国のバレエ指導者「一緒に公演でき感動」

今回のバレエ交流は、日韓のダンサー同士の友好を深める機会になりました。特に、韓国のバレエ指導者イ・ヨンチョルさんの下、両国のダンサーが一緒にレッスンを行ったことが、お互いの演技向上への良い刺激になったといいます。

イさんは「国や使う言葉が違っていても、一緒に公演を創ることができて感動しました」と語っていました。

韓国国立バレエ団のプリンシパル(最高位ダンサー)で、振り付けを担当したパク・スルギさんは「日本で初めての上演で、とても楽しみにしていました。(公明党には)両国の交流のきっかけをつくっていただき感謝しています」と述べました。

東京シティ・バレエ団の安達悦子芸術監督(理事長)は「今回の公演を突破口として、今後もさまざまな形で韓国と交流できればと期待しています。尹大統領への提案から、招聘公演の決定、来日の各種手続きまで、公明党が強く後押ししてくれたおかげで実現できました」と語りました。

公明が尹大統領に提案し実現

日韓関係の改善に向けて、公明党の山口代表と、浮島智子、国重徹の両衆院議員は昨年12月29日から31日までの日程で、韓国を訪問。尹大統領との会談で、バレエを通じた文化芸術交流を提案し、尹大統領が強い関心と共感を示しました。

この提案が契機となり、年明けには、韓国国立バレエ団から日本の東京シティ・バレエ団の元にバレエ交流の話が届きました。その後、浮島氏は安達芸術監督ら関係者と協力し、韓国国立バレエ団の招聘に関わる費用や各種手続きなどの準備に奔走。文化庁や観光庁とも連携し、国による支援も実現しました。

公演初日、激励に駆け付けた浮島氏は「とても素晴らしい舞台でした。文化芸術は、国境を越えて人々をつなぎ合わせる力があり、“心の安全保障”です。これからもバレエ関係者と連携しながら、日韓の友好を深めていきます」と述べました。

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