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水路の除草、浸水被害を防ぐ
愛知・豊橋市
用水路の除草が完了し、住民の女性(左)と喜ぶ水野市議(右)、梨山さん
「ベストなタイミングでした!」。愛知県豊橋市下地町に住む60代女性が顔をほころばせる。6月2日の台風2号襲来を前に、自宅裏の用水路沿いが除草され、浸水の被害が出なかったからだ。
この用水路では、脇に生い茂った雑草が枯れ落ち、水路の網に詰まることがあった。豪雨時などに水があふれる原因となるため、女性は地域住民と共に定期的に除草していた。しかし、住民が高齢化し、作業が難しくなっていた。
女性の悩みを党員の梨山恭子さんを通して知ったのが、市議選予定候補だった公明党の水野恵市議。先輩市議を通して、市河川課に除草を求めた。4月に初当選し「一つでも多く、住民の願いをかなえよう」と活動する中、除草がまだ実施されていないことを知った。5月中旬、同課へ「いち早く除草してほしい」と要望。5月30日に完了した。
その日から3日後。台風2号により市内で床下浸水などの被害が発生したが、用水路があふれることはなかった。
女性は「もし除草されていなかったら、水があふれて10軒以上が浸水被害に遭ったと思う。本当に助かった」と感謝。水野市議に対し「これからも小さな声を形にしてほしい。頑張って」と期待を語った。