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2023年6月15日

全身脱毛症の外見ケアで「孫が笑顔で学校に」

佐賀・みやき町

西村さん(左端)に笑顔を見せる幸花さん(右から2人目)と、目野町議(右端)

「孫が笑顔で小学校に通ってくれて本当によかった」と語るのは、佐賀県みやき町に住む西村ほずみさん。孫の井澤幸花さんは髪の毛などが抜けてしまう全身脱毛症で、現在、大学や専門の病院に通いながら治療を続けている。

幸花さんが全身脱毛症を発症したのは保育園に通っていた4歳の時。母の美朋さんは「突然、娘の髪やまゆ毛、まつげまで抜け落ちた」と振り返る。その後、幸花さんは、病院で全身脱毛症と診断されたが原因は不明。周りから、からかわれることがあり、大好きだった保育園に通うことができなくなった。

「孫には元気に保育園へ通ってほしい」。西村さんは昨年4月、公明党の目野さとみ町議に窮状を吐露した。

思いを受け止めた目野町議は、吉田久美子衆院議員に相談。寄付された髪で医療用のかつら(ウィッグ)を作り、病気などで脱毛した子どもに無償で提供する企業活動があることを聞いた。その内容を西村さんに伝えたことで、昨年10月、幸花さんはウィッグを手にすることができた。

目野町議は昨年6月の定例会で、がん患者のみだった町のアピアランスケア(外見ケア)助成制度の対象を拡充するよう強く要請。その結果、がん患者以外の外見ケアが必要な町民にも医療用ウィッグなどにかかる費用の半額(上限2万円)を補助する新しい制度が導入された。

今年4月から小学生になった幸花さんは現在、元気に学校に通っている。西村さんは「今後は助成制度も活用できる。すぐに動いてくれた目野町議には本当に感謝している」と目に涙を浮かべて語った。

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