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2023年6月5日

公明、大雨被害を調査

台風2号、前線の影響 復旧へ支援急ぐ
静岡、愛知、和歌山、茨城で

各地に被害を出した台風2号と梅雨前線による記録的な大雨は4日、静岡県内で新たに2人の遺体が見つかり、死者は3人となった。静岡県警によると、4日早朝、袋井市の海岸で70代とみられる男性の遺体が見つかった。隣接する磐田市で氾濫した敷地川沿いに住む男性(74)の行方が分からなくなっていた。このほか、和歌山県の2人と、神奈川県厚木市の1人がそれぞれ川に流されたとみられ、警察や消防が捜索している。公明党は各地で対策本部を設置。4日には被災地で現地調査を行い、被害状況を確認するとともに、住民らを激励して回った。

【静岡】

敷地川の決壊現場を視察する大口氏(中)ら=4日 静岡・磐田市

大口善徳衆院議員は、磐田市を訪れ、堤防が決壊した敷地川を視察するとともに、被災者を見舞った。山本彰彦県議、鈴木喜文市議が同行した。

敷地川は昨年の台風15号に続き、堤防が決壊。床上・床下浸水は市内で約40棟に上り、土砂が流れ込んだ民家や畑もある。自宅が床下浸水した鈴木里枝子さんは「昨年の台風でも床下浸水した。(決壊しないよう)対応してほしい」と述べた。

大口氏は「出水期で地域住民の不安は大きい。早期復旧と再発防止へ、国・県・市が連携し対応していきたい」と語った。

【愛知】

大葉栽培農家で台風の被害状況を聴く安江氏(左から3人目)ら=4日 愛知・豊橋市

安江伸夫参院議員は、豊橋市、豊川市の農家を訪ね、大雨による被害を調査した。県・市議が同行した。

豊橋市下条西町の農園では、ビニールハウス内の大葉、エアコンなどの機材が浸水して出荷ができなくなった。経営者は「1カ月は収入が見込めない。従業員の賃金は払わなければならず、どうしていいか分からない」と苦境を話した。安江氏は「国・県・市の議員が一体となり、支援に取り組む」と応じた。

【和歌山】

亀の川の堤防で住民から被害状況を聴く浮島氏(左から3人目)ら=4日 和歌山市

浮島智子衆院議員は、岩井弘次和歌山県本部代表(県議)と共に和歌山、海南、紀の川の各市を訪れ、被害状況を調査した。地元の県・市議が同行した。

和歌山市で浮島氏らは亀の川の氾濫により一帯が冠水した紀三井寺団地を視察し、後片付けに追われる住民にお見舞いの言葉をかけて回った。床下浸水の被害に遭った小林綾子さんは「一気に水位が上がり、恐怖を感じた。市に消毒の支援をしてほしい」と話した。

浮島氏は「県議、市議とも連携し、復旧への支援策を早急に講じる」と述べた。

【茨城】

自宅が床上浸水する被害を受けた住民(右側2人)から話を聞く輿水氏(右から3人目)ら=4日 茨城・取手市

輿水恵一衆院議員は、多数の住宅が浸水した取手市を訪れ、被害状況を調査した。党県本部の高崎進代表(県議)、山本美和県議、地元市議が同行した。

市によると、主な原因は大雨に伴う用水路の溢水。被害は低地の双葉地区に集中しており、床上浸水436軒、床下浸水165軒に上る(4日11時現在)。

自宅が床上浸水した同地区の杉山章さん(53)は「30年近く住んでいるが初めて。これからどうすればいいのか」と話した。

輿水氏は「住民の日常を早く取り戻せるよう取り組む」と述べた。

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