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「誰でも通園」実現早く
保育士の配置基準改善せよ
衆院決算行監委で吉田(久)氏
29日の衆院決算行政監視委員会で公明党の吉田久美子氏は、政府が3月末に打ち出した、就労要件にかかわらず柔軟に保育を受けられる「こども誰でも通園制度(仮称)」の早期実現を訴えた。
吉田氏は同制度について、“孤育て”(孤立した状態の育児)を防ぐ重要な取り組みだとして「実現のスピード感が問われている」と述べ、政府の見解を求めた。
小倉将信こども政策担当相は、保育所の空き定員などを活用したモデル事業をスタートさせたことに言及した上で、「基盤整備を進めながら早期に導入できるよう検討していく」と答えた。
また、吉田氏は保育の質向上へ、保育士の配置基準見直しを要望。小倉担当相は、保育士の配置の改善を図っていくとともに、処遇改善なども進める考えを示した。