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再発防止策を徹底せよ
マイナカード巡るトラブル
記者会見で高木政調会長
公明党の高木陽介政務調査会長は24日、国会内で記者会見し、マイナンバーカードの利用に関して、マイナンバーと公金受取口座とのひも付けで誤って他人名義の口座が登録されたといったトラブルが各地で相次いでいることを受け、再発防止策の徹底を訴えた。
高木政調会長は、政府が自治体や事業者に対し、他に誤りなどがないか総点検するよう要請したことに言及。「人為的なミスやシステム障害への対応などについて、早急に再発防止に向けた対策を取るよう政府に強く求めたい」と力説した。
併せて「トラブルが起きた際に利用者目線で丁寧に相談を受け、迅速に対処する体制も重要だ。関係省庁が協力して役所の縦割りを排し、国民本位の対応を検討してもらいたい」と述べた。
一方、高木政調会長は、マイナカードの普及が進む中、今回のような事態によって信頼が損なわれれば「国民の生活向上をめざすデジタル化が大きく遅れてしまう恐れがある」と指摘。政府は国民の不安払拭に努め、問題解決に全力で当たるべきだと語った。