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2023年5月24日

被爆の実相、広く共有

G7広島サミットで大きな成果 
ウクライナ連帯、発信も 
自公結束し政権運営 
安定政治の下、改革進める 
記者会見で山口代表

公明党の山口那津男代表は23日午前、国会内で記者会見し、21日に閉幕した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)について「おおむね成功した。特にG7や招待国の首脳、国際機関の代表、ウクライナのゼレンスキー大統領が、この機会で一度に被爆の実相に触れたことは歴史的に大きな意義があった」と評価した。山口代表の発言は大要、次の通り。

記者会見で見解を述べる山口代表=23日 国会内

【G7広島サミット】

一、ゼレンスキー大統領が訪日して、ウクライナの実情や思いについて多くの首脳と対話し、全体としても意思疎通ができた。ゼレンスキー大統領が平和が大切であるという誓いとメッセージを明確にしたことも大きな成果だ。「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国に対し、G7がパートナーとして連携を深め、具体的な支援をしていくことが明確になったことも重要だった。

一、全体を総括する「G7広島首脳コミュニケ」(成果文書)では、ジェンダー平等のほか、性自認や性的指向にかかわらず、偏見のない公平で平等な社会の実現がうたわれた。サミット前に自公でLGBT理解増進法案を国会提出した。野党提出の法案と効果は同じだ。今国会で合意形成することが立法府の責任だ。

【自公連立政権】

一、(次期衆院選の候補者調整を巡る自民党との協議について)いろいろな意見があったとしても、最終的に、きちんと合意、結束して議席を確保しなければ、国民に申し訳ない。自公が結束して政権運営に当たり、国民に直結する課題を解決しなければならない。自公に取って代わる選択肢はない。政界のもめ事で国民的な課題の解決に応えられないようでは情けない。そうした大局観と強い意思は自公で共有しているので、乗り越えられると確信している。

一、自公連立政権は政治の安定を確保し、その基盤の下、やるべき改革を進めていく。2012年に政権を取り戻したときに、安倍晋三元首相と話したことだ。この誓いを固くしたことを今、思い起こす。この原点を忘れてはならない。

【東京・足立区議選】

一、公明党候補13人が全員当選を果たした。公明党の「小さな声を聴く力」として、区民相談から結果を出した実例をストーリーで具体的に語ることに説得力があることから、各候補が持ち味を生かしながら訴えた。

一、公明党の「ネットワークを生かした政策実現力」では、国の地方創生臨時交付金を生かした取り組みや、都議会公明党との連携で実現した、子ども医療費無償化の対象拡大や帯状疱疹ワクチン接種の助成実施を訴えた。こうした訴え方や姿勢は党勢拡大の基本だ。こうした好事例を参考に、党の基盤を固めていきたい。

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