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2023年5月17日

低体重児(リトルベビー)の成長を見守る

公明提案、県版ハンドブック配布 
山口県

山口県は3月から、低体重で生まれた赤ちゃんの成長を記録できる「やまぐち にじいろ親子ノート」を配布している。作成を推進した公明党の石丸典子県議と坂本晴美・下関市議はこのほど、山口県リトルベビーサークル「なーれ」の松村美弥代表と河村志津香副代表とともに、ノートの完成を喜び合った。

「心の支えになってくれたら…」

ノートの完成を喜び合う(左から)坂本市議、河村副代表、松村代表、石丸県議

ノートは、出生体重が1500グラム未満、または支援が必要と判断された低出生体重児を育てる保護者を対象に、県内の医療機関などで配布。県ホームページからもPDFデータで入手ができる。

また、身長体重を1000グラム未満、40センチ未満の数値からも記入できる記録表や、低出生体重児に起こりやすい事例、“先輩ママ・パパ”たちからの励ましメッセージなどが掲載されている。

「なーれ」の松村代表は、小さく生まれたわが子を育てる中で、低出生体重児の家族がつながり、情報交換などができればと、2021年に山口県下関市で交流サークルを立ち上げた。

「山口県にも低出生体重児用の手帳が必要」と考えた松村代表は、坂本市議に相談。坂本市議から話を聞いた石丸県議は、21年11月の県議会定例会で、松村代表の声を取り上げるとともに、「低出生体重児は、市町をまたがり新生児集中治療室のある病院へ搬送・出産するため、県において低出生体重児用の手帳作成が求められている」と訴えた。

これを受け、県は県医師会や県産婦人科医会、「なーれ」など民間団体で構成する検討委員会を設置。活発な議論を重ねた末、「やまぐち にじいろ親子ノート」500部を作成。“山口県版リトルベビーハンドブック”が実現した。

松村代表は「ノートが完成し、とてもうれしい。ハンドブックで必要な情報を確認できれば、お母さんたちの不安を和らげられる」と喜ぶ。河村副代表は「このノートが心の支えになってくれたらいい」と期待を寄せる。

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