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コラム「北斗七星」
大きな地震が相次いでいる。余震が続き、不安な日々を過ごされている方もいらっしゃるだろう。被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます◆わが家でも改めて水や食料の備蓄を点検した。“天災は忘れた頃にやって来る”のではなく、いつでも起こりうる。ならば災害を人ごとではなく“自分事”にしなければならないが、どうも「喉元過ぎれば…」になりがちだ◆そんな中、新海誠監督の『すずめの戸締まり』(東宝配給)を思い出した。幼少期に東日本大震災を経験した女子高校生が災いと向き合い、成長する姿を描いた佳作だ。日本で半年以上、公開され、海を越えて中国や韓国などでも大ヒットしている◆アニメは誰もが親しみやすい表現方法だ。だからこそ、世代や国境を越え、災害の教訓を広く、また長期間にわたって伝えることができるのではないか。作品を通して、周囲を巻き込んだ率先の行動ができるようになるかもしれない◆公明党はこれまで、災害時に現地に急行し、被災者の声に耳を傾け、政治にその訴えを届け続けてきた。自分事として被災地に寄り添えるのは、党員とともに地域に根を張り、全国に議員の強固なネットワークのある公明党しかない。(歩)