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転倒防止へ側溝のふたの穴ふさぐ
愛知・日進市
側溝のふたの穴がふさがり喜ぶ高瀬さん(左)と中島(中)、渡辺の両氏
「これで子どもたちが安心して歩けるようになりました」――。愛知県日進市に住む高瀬宣子さんは喜びを口にする。小学生の息子が毎日歩く県道・名古屋岡崎線で先ごろ、側溝のふたと、ふたの間の穴をふさぐ樹脂製キャップが約30メートルにわたり設置された。
この県道は市立赤池小学校の通学路になっている。歩道は片側にしかなく、歩道のない方を通る児童は側溝のふたの上を歩く。ふたには両端に手を掛けるための穴があり、つま先を取られやすい。高瀬さん自身も歩行中につまずいた経験があった。
高瀬さんは地元自治会を通じて、市に対策を求めたが、一向に進まなかった。昨年夏、高瀬さんの子どもの同級生が穴でつまずき転倒し、足を骨折。県道は交通量が多く、もし車道側に倒れていたら車にはねられていたかもしれないという。
公明党の中島真奈美市議は高瀬さんから「何とかしてほしい」との相談を受け、渡辺明子市議(当時)と共に現場を調査。2人はその足で市役所へ行き、市土木管理課に早急に穴をふさぐよう求めた。同課は県尾張建設事務所に連絡。相談からわずか約10日後に樹脂製キャップが設置され穴がふさがった。
高瀬さんは「公明党の議員に相談して本当に良かった。迅速な対応に感謝しています」と喜んでいた。