ニュース
水俣病67年 慰霊式で追悼
吉田(宣)氏ら公明議員が参列
「水俣病慰霊の碑」の前で献花する吉田(宣)氏=1日 熊本・水俣市
水俣病の公式確認から67年を迎えた1日、熊本県水俣市で水俣病犠牲者慰霊式が行われ、患者や遺族をはじめ、政府関係者ら約620人が出席した。
これには公明党の吉田宣弘衆院議員、城下広作、前田憲秀、本田雄三の各県議、牧下恭之市議も参列し、「水俣病慰霊の碑」の前で献花を行い、犠牲者を悼んだ。
慰霊式の開催は今回で30回目。コロナ禍の影響で2020年、21年は中止、22年は規模を大幅に縮小しており、通常規模での開催は4年ぶりとなる。参列者による黙とうや献花が行われた後、患者・遺族を代表して松﨑政司さん(70)が「祈りの言葉」を朗読した。
式典後、吉田氏は「全ての患者の幅広い救済と支援に引き続き尽力するとともに、水俣病の教訓を世界に発信していきたい」と語った。