ニュース
「人間の復興」成し遂げる
帰還など 被災者に寄り添い支援
福島の会合で山口代表
党福島県本部の政経セミナーであいさつする山口代表=28日 福島・郡山市
公明党の山口那津男代表は28日夜、福島県郡山市で開かれた党福島県本部(代表=今井久敏県議)主催の政経セミナーに出席し、発災から12年を迎えた東日本大震災からの復興へ総力を挙げて取り組む決意を訴えた。
この中で山口代表は、東北復興に向けた党の取り組みを振り返り「公明党は被災地の人々に寄り添い、『人間の復興』を成し遂げるまで取り組むという姿勢で臨んできた」と力説した。
福島の復興を巡っては、3月に東京電力福島第1原発などを視察し、「10年を超える歩みの中で、一歩一歩、着実に進んでいると確かめることができた」と報告。帰還困難区域のうち、避難指示が解除された地域では少しずつ住民が帰還し、新たな暮らしが始まりつつあると述べ、「これからも復興の歩みを進めていきたい」と強調した。
その上で、夏以降に被災3県(岩手、宮城、福島)での「東北復興選挙」が行われることに言及し「自公政権の結束、安定があってこそ復興が進展し、福島県の発展につながる。力を合わせて、県民の期待に応えていきたい」と訴えた。
会合では、党アドバイザーの浜田昌良元参院議員、党県常任顧問の若松謙維参院議員、竹谷とし子復興副大臣(公明党)らが被災地の復興に尽力していく決意を表明。品川萬里・郡山市長をはじめ、県内自治体の首長らが来賓として出席した。