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コラム「北斗七星」
昨日から洋画のリメーク版上映が始まった黒澤明監督の名作『生きる』(1952年公開)の冒頭シーン。「ここは市民の皆様と市役所を直接結びつける窓口です」と張り紙のある市民課の窓口で、声を上げる6人の女性が登場する◆“不衛生な場所を埋め立て、子どもの遊び場を”と訴えるが、「土木課…」とささやいた市民課長の一言で、たらい回しが始まる。勧められた地元の議員の自宅を訪ねると「僕の名刺を持っていけば、すぐにやってくれますよ」と言われ、結局、市役所に舞い戻る◆しかし、窓口で最初と同様に軽くあしらわれた女性たちは「人をばかにするのもいい加減におし」「民主主義が聞いてあきれる!」と怒りをあらわにする◆主役となるはずの住民が社会の片隅に置かれた時代の中で、「庶民の声を代弁する政党、政治家はいないのか」との願いを込めて誕生したのが公明党であり、公明党の地方議員である◆以来、住民の「小さな声」を聴き続け、多彩な実績を作り、住民の手に政治を取り戻してきた。公明党の勝利があってこそ、私たちの切実な声を政治に結び付けることができる。各地で劣勢が伝えられるが、大逆転勝利へ向け、さあ、声を上げていこう。(歩)