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2023年3月28日

コロナワクチン そこが知りたい 23年度の接種

費用は引き続き無料
高齢者ら年2回推奨、5月8日から開始

新型コロナウイルスワクチンは、2023年度も無料で接種を受けられます。公明党は1月、当面の間は接種費用の公費負担を継続するよう政府へ提言していました。23年度の接種について、対象者ごとに厚生労働省の情報をまとめました。

【高齢者など】65歳以上の高齢者や重症化リスクが高い基礎疾患のある12~64歳の人、医療機関や高齢者・障がい者施設などの従事者は年2回の接種が推奨されており、1度目(春開始接種)は5月8日から8月末までの間、各地で実施します。

使用するワクチンは米ファイザー社製、米モデルナ社製で、オミクロン株に対応した「2価ワクチン」です。両社製を接種できない場合、米ノババックス社製の「組み換えタンパクワクチン」も使用可能です。

2度目(秋開始接種)は9月以降に実施します。使用するワクチンの種類について厚労省は、23年度の早い時期に結論を出すとしています。

海外の研究などによると、ワクチンによる重症化予防効果は接種から半年以上、死亡予防効果は10カ月以上持続するとの報告があります。厚労省は、高齢者らには年2回の接種で免疫力を維持させたい考えです。

【12~64歳】年2回接種の対象者を除く12~64歳の人は、9月以降に接種を1回行います。使用するワクチンは現在検討中です。昨秋から始まった2価ワクチン接種は5月7日に終了します。その後、9月まで接種の機会がなくなることから、厚労省は接種を希望する人に対し、5月7日までに受けるよう呼び掛けています。

【生後6カ月~11歳】生後6カ月~11歳の子どもは接種の開始時期が遅かったことから、4月以降も随時打てるようにします。

5~11歳については、追加接種にファイザー製の2価ワクチンが使用され、持病がある場合は5月8日以降、さらに1回追加接種ができます。9月以降に使用するワクチンは検討中です。

春開始接種、秋開始接種ともに初回接種(1、2回目)を終えた人が対象です。その上で、23年度の1年間は初回接種も引き続き実施します。

いずれの場合も、接種券の配布方法は市区町村によって異なります。詳しくは各自治体からの情報を確認してください。

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