ニュース
自動ブレーキなど 整備しやすく
中野氏、故障診断機の普及訴え
質問する中野氏=8日 衆院国交委
衆院国土交通委員会は8日、自動運転車を安全に走行させるためのルールなどを盛り込んだ道路運送車両法改正案を全会一致で可決した。
採決に先立つ質疑で、公明党の中野洋昌氏は、自動ブレーキなどの先進安全技術が各自動車メーカーで異なり、整備事業者が故障などを見落とす可能性に言及。安全確保に向け、「(複数車種で電子機器の故障を簡単に見つけられる)スキャンツール(故障診断機)の普及が重要」と訴えた。
石井啓一国交相(公明党)は、整備事業者がスキャンツールを導入する際に、国が3分の1を補助する制度の継続など「今後も、新技術に対応した安全対策に取り組む」と答えた。
また、中野氏は、同日午前に大津市で発生した、園児らを巻き込む交通死傷事故に言及し、交通安全対策強化を求めた。