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新型コロナ そこが知りたい!
学校ではマスク「不要」
換気、距離の確保を要請
混雑した通学電車は着用推奨
4月以降の対応、文科省が通知
学校での新型コロナウイルス対策を巡って政府は、4月1日以降の学校教育活動では「マスク着用を求めないことを基本とする」としています。具体的な対応はどうなるのでしょうか。
17日に文部科学省が教育委員会などに発出した通知によると、学校ではマスクの着用を基本的に不要とした上で、児童生徒が対面形式となるグループワークや、屋内での体育などでは、2方向の窓を開けた常時換気などの対策を講じることが「望ましい」と明記。合唱の際は換気とともに、前方1メートル、左右50センチの距離を確保し、向かい合っての歌唱を控えることを対策として挙げています。
給食時間に会話を控える「黙食」は、対策を講じれば必要ないと示しました。適切な換気と併せて①大声での会話を控える②机を向かい合わせにしない③向かい合わせにする場合は対面の児童生徒の間に1メートル程度の距離を取る――などのうち、いずれかの実施を求めています。
一方、通学時に混雑した電車やバスを使ったり、校外学習で医療機関や高齢者施設を訪問したりする場合は、児童生徒と教職員のマスク着用を推奨しています。
基礎疾患があるなどの事情で着用を希望する児童生徒や、健康上の理由で着用できない児童生徒への対応では、学校や教職員が着脱を強いることがないよう要請しています。