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連携強化、極めて重要
対ロ制裁措置、主導を
首相ウクライナ報告で吉田(宣)氏
衆院は24日、本会議を開き、岸田文雄首相のウクライナ訪問に関する報告と質疑を実施し、公明党の吉田宣弘氏が質問に立った。
吉田氏は、岸田首相のウクライナ訪問について「紛争の停戦、国際社会の平和のために、侵略を受けているウクライナとの連携をさらに進めていくことは極めて重要だ」と評価した。
その上で、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談で、岸田首相が新たな支援策を表明したことに触れ、電力不足対策や地雷除去、農業生産など「日本ならではの形で切れ目なく支援を行うことが重要だ」と訴えた。岸田首相は、国際社会と連携しつつ、「ウクライナに寄り添い、国民のニーズを踏まえた支援を行っていく」と答えた。
一方、吉田氏は、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の議長国として、ロシアに対する侵略の即時停止要求と厳しい制裁措置の実施を主導する必要性を強調。岸田首相は、国際社会と連携し、強力な制裁措置とともに、制裁の迂回対策を行い、実効性を高める考えを示した。