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臨時交付金の配分額、早急に示せ
公的通知に音声コード付けよ
参院予算委で塩田氏
参院予算委員会は24日、岸田文雄首相らが出席して岸田内閣の基本姿勢に関する集中審議を行い、公明党の塩田博昭氏が質問に立った。
塩田氏は、政府が物価高の追加策として地方創生臨時交付金を自治体へ追加交付することに関して「配分金額をできるだけ早く示してほしい」と訴えた。岡田直樹地方創生担当相は「速やかに各自治体に交付限度額を示したい」と答えた。
また塩田氏は、生活困窮者支援を行うNPO法人などへの財政支援を同交付金活用の好事例として推奨することを求めた。岡田担当相は「NPO法人などへの支援に活用されるよう、改めて周知する」と応じた。
視覚障がい者の情報取得サポートに関して塩田氏は、選挙の投票所入場券に音声コードを付与し発送している自治体の先進事例を紹介し「公的な通知について音声コードの普及を早急に進めてもらいたい」と主張した。岸田首相は「先進事例を積極的に横展開するよう努力する」と答弁した。
さらに塩田氏は、視覚障がいがあっても利用できるハザードマップ(災害予測地図)の作成を要請。斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は、国交省ウェブサイトで災害リスク情報をまとめて提供する「重ねるハザードマップ」を音声読み上げソフトに対応させるなどの改善を「今年の出水期をめざして取り組む」と応じた。