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2023年3月23日

コラム「北斗七星」

3年間、コロナ禍の学生生活を過ごした中学・高校生が卒業式を迎えた。北斗子の参加した式典では生徒がマスクなしで入場。一人一人の緊張気味な表情も見えて、戻ってきた普段の光景に嬉しさが込み上げた◆2020年4月の緊急事態宣言を受け、異例の学校生活が始まる。入学式は校庭で行われ、登校が始まったのは分散で2カ月後。運動会は学年別の制限が加わり、恒例のスキー教室は中止となった。学級閉鎖もたびたび起こり、思い描いた学校生活とは違っただろう◆卒業生代表の言葉に胸を打たれた。全員がマスク姿で同級生が誰かも分からない、という不安から始まった。「それでも楽しい日々を送ってみせると決意した。ごく当たり前に過ごした毎日こそ、一番大切な思い出です」。同級生と心を合わせ、壁を乗り越えた力強さを感じた◆政府は5月8日から、新型コロナの感染症法上の分類を「5類」に引き下げる。医療体制では急激な負担増を避けるため公費支援は当面継続。国民の不安を踏まえ、公明党の提言が反映された◆卒業生は進学をはじめ、それぞれの道に進む。新しいステージは待ち望んだ当たり前の日常だ。3年間の経験を生かし希望のスタートを切ってほしい。(和)

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