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津波避難に立体駐車場
インフラ老朽化対策も訴え
参院予算委で塩田、矢倉氏
参院予算委員会は20日、2023年度予算案に関する一般質疑を行い、公明党から塩田博昭、矢倉克夫の両氏が質問に立った。
塩田氏は、地震や津波に備え、商業施設などに併設されている自走式立体駐車場を緊急避難場所に指定し「避難場所として使えるのではないか」と提案した。
谷公一防災担当相は、自走式立体駐車場について「緊急避難場所として指定することは十分可能だ」と応じ、より多くの避難場所を確保して津波避難対策を進めていく考えを表明した。
また、塩田氏は、公共インフラの老朽化対策に関し、産業技術総合研究所が開発した高耐久性塗料などの新技術を活用して、インフラの長寿命化や公共工事のコスト削減に取り組む必要性を主張した。
一方、矢倉氏は、老朽化対策に関して「コスト増大の回避のため、軽微な部分からの予防保全が重要」と強調。25年度までの5カ年の防災・減災「加速化対策」後について「より一層、予防保全のために予算を確保すべきだ」と訴えた。