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2023年3月18日

日韓関係発展へ協力

山口代表、尹韓国大統領と会談

公明党の山口那津男代表は17日午後、都内で韓国の尹錫悦大統領と会談した。席上、山口代表は、尹大統領の訪日を心から歓迎するとともに、16日に行われた岸田文雄首相との日韓首脳会談について「これからの日韓関係を深め、発展させる基礎ができた」と評価。これに対して尹大統領は「これから日韓間で、さまざまなレベルでの交流を拡大していきたい」との意向を表明し、両氏は両国間の交流を加速させ、日韓関係のさらなる発展・深化へ協力していくことで一致した。会談には、公明党の石井啓一幹事長、古屋範子副代表が同席した。

文化、観光など幅広く 両国民の交流拡大後押し

山口代表と尹大統領の会談は、昨年12月、公明党の訪韓団が韓国を訪問した際、ソウル市内の大統領府で行って以来、2回目。

この日は、当初予定していた時間を超えての会談となった。山口代表は、日韓首脳会談の成果を踏まえ、「安全保障や経済、文化、そのほかの幅広い交流の基礎ができた。これを今後、具体的に進めていくことが大切だ」と指摘した。

また、安全保障を巡っては「日韓、日米韓の連携をさらに強化していく具体策が重要だ」と強調した。

さらに、さまざまなレベルで交流を拡大していきたいとの尹大統領の意向を受け、「日韓両国の国民を近づけていくためには、文化や芸術、観光を通じた人の往来、さらにはスポーツ行事などを通じて、交流を重ねることが有効だ」と強調した。

その上で、昨年の党訪韓の際、浮島智子政務調査会副会長(衆院議員)が提案したクラシックバレエを通じた交流や、国重徹青年委員長(同)が提案した2025年大阪・関西万博への韓国の参加について、それぞれ具体化が進んでいることを報告。「これらをバックアップして成功させたい。こうした一つ一つのことを幅広く積み重ねていくことによって、両国の国民間の距離を近づけ、縮めていく努力が必要だ」との考えを重ねて強調した。

尹大統領は、インバウンドの拡大や女性団体間での交流についても、日韓で活発にしていきたいとの考えを示した。

尹大統領との会談後、山口代表は国会内で記者団に対し、今回の会談について「公明党の日本の政治における役割を正当に評価していただいていると感じている」と語った。

また、今後の日韓関係の発展に向けて「幅広く政府の取り組みをバックアップし、政府の力の及ばないところをつなぐことが政党や民間団体にも期待される」と指摘。公明党が果たすべき役割については「韓国との長年の友好協力関係、交流があるので、そうした点で役割を果たしていく。日韓関係の発展に寄与したい」と強調した。

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