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2019年5月5日

ズバリ聞きます! 就職氷河期世代への支援

答える人 党「就職氷河期世代」支援検討委員長(衆院議員)中野洋昌さん

公明党は4月27日に発表した参院選重点政策に、バブル経済崩壊後の就職難に直面した「就職氷河期世代」への支援を盛り込みました。この世代は、今も不安定な就労環境にある人が少なくありません。党「就職氷河期世代」支援検討委員会の中野洋昌委員長(衆院議員)に、課題や党の取り組みを聞きました。

中野洋昌さん

Q この世代で課題となっていることは何ですか?

A 不安定な働き方や、ひきこもりなどが社会問題化

アスカ 就職氷河期世代とは?

中野 バブル崩壊による不景気で、就職が特に厳しかった1993~2004年ごろに大学などを卒業した世代です。企業の採用が軒並みしぼられたことで、新卒にもかかわらず未就職だった人が約12万人に上った年もありました。

正社員に就けなかった人の多くは、無職を余儀なくされたり、フリーターといった非正規の仕事に就きました。現在30代半ば~40代半ばとなっています。

アスカ この世代で課題となっていることは何ですか?

中野 職業能力を磨く機会を十分に得られないまま今も不安定な働き方から抜け出せていない方や、多くの困難を抱えて社会から孤立してしまう方など、さまざまなケースが見受けられます。また、40代に入ると既存の若者支援の枠組みからも外れてしまいます。そうした人たちは、低収入のため結婚できなかったり、老後の生活を不安視している場合も多いのです。

アスカ ニート(無業者)や、ひきこもりの人も多いと聞きますが。

中野 就職でのつまずきが、その一因と指摘されています。総務省によれば、35~44歳の無業者は約40万人に上ります。中高年のひきこもりも社会問題化しています。

アスカ 支える親の側の高齢化も進み、心配です。

中野 はい。70代の親御さんが40代の子を養う「7040問題」と呼ばれています。親の収入や年金を頼りにしている場合、親が要介護状態になったり、亡くなったりすると生活が破綻する恐れがあり、支援が急がれます。

Q 公明党が委員会を設置し力を入れている狙いは?

A 高年齢化に伴う対応探り政府へ今月中に提言予定

アスカ 今年度、政府はどんな支援を行いますか?

中野 ニートの人たちが直面している問題は就労だけでなく、健康や福祉など多岐にわたります。

そこで、ニートの人が就労体験などできる「地域若者サポートステーション(サポステ)」と、生活困窮者の自立支援を行う自治体が連携し、ワンストップ(1カ所)で相談を受けられる支援窓口を新たに整備。全国12カ所でモデル事業としてスタートしました。

アスカ 公明党の取り組みは?

中野 公明党は、かねてから氷河期世代への支援に力を入れてきました。今年度スタートのワンストップ支援窓口の整備を強く求めていたほか、若者向け就職支援施設「ジョブカフェ」を全国110カ所に広げてきたのは、その一例です。

アスカ 2月に党内に支援検討委員会を設け、力を入れている狙いは?

中野 就職氷河期世代が高年齢化する中、一人一人の困難に寄り添って、さまざまな支援策を探るのが目的です。委員会では、有識者と意見を交わしたり、先進的な取り組みを行う自治体を視察するなど精力的に動いています。

アスカ 今後の予定は?

中野 公明党の強い要望で、政府の未来投資会議などが昨年11月まとめた「経済政策の方向性に関する中間整理」に、就職氷河期世代の支援が明記されました。これを受け政府は4月10日の経済財政諮問会議で、集中的な支援策を夏までに策定する方針を決めました。

政府の支援策に反映できるよう、党委員会で議論を加速させ、今月中に提言を行う考えです。

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